奥州小路
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一一、清水流るるの柳(芦野の里)

又、清水ながるるの柳[1]は、蘆野の里[2]にありて、田の畔に残る。此所の郡守、戸部某の、「此柳見せばや」など、折々にの給ひ聞え給ふを、いづくのほどにやと思ひしを、今日此柳のかげにこそ立より侍つれ。

田一枚植て立ち去る柳かな

注释:

[1]“清水潺潺柳荫浓”,为西行法师所咏和歌中的一句。文中的柳因此和歌而闻名。

[2]芦野之乡。今那须郡那须町芦野,当时为奥州路上的驿站。